![]()

身近な所では、水族館の巨大水槽やトンネル状の水槽、自動車のランプレンズ、照明等に使われている透明な樹脂。
最近では、アクリル製のビーズやアクセサリーも豊富になり、よりいっそう身近な素材となってきました。

アクリル樹脂は、メタクリル酸エステルを原料とした樹脂で、1930年頃、ドイツで工業生産化された塩ビより古い樹脂です。
当初は、航空機などの風防ガラスとして使われていました。
その透明性から、俗に有機ガラスと呼ばれていました。
日本でも1930年代に、工業生産が始まりました。

アクリル樹脂の最大の特徴は、「強度と透明度」です。
ガラスを凌ぐ透明度と割れにくさを兼ね備えた、非常に美しく高級感のある素材です。
その重厚な質感から、プラスチックの女王と呼ばれています。
光線透過率90~92%、屈折率1.48~1.5とクリスタルガラスにも匹敵する数値であり、透明性だけでなく耐候性にも優れており、屋外での使用も可能な樹脂です。
耐衝撃性に優れており、万一破損した場合でも、ガラスのように大きく破片の飛び散る心配がありません。
加工性にも優れており、切断・穴あけ・曲げ加工の自由度の高い素材です。
アクリル樹脂は、熱可塑性樹脂なので熱加工性が良く、加熱して曲げても白化しないのも特徴の一つです。
着色性、成形性もよいプラスチックで、注型成形も可能です。
溶剤による接着も可能です。
光沢がありますが、短所としては、傷がつきやすいです。
ガラスでは、熱して加工するという制約がある為、極端に大きな製品や、曲がった形状の物を製造することは困難ですが、アクリルの利点を生かし、巨大水槽等が実現しています。
弊社では、光学材料として、プラスチックレンズにも力を注いでいます。