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ABS樹脂は汎用樹脂の中では、最もポピュラーな材質です。
身近な所では、旅行用トランクや家具部品、パソコンのカバーやTVの外装等、
電気製品等の外装に多く使用されています
大きな欠点がないプラスチックのため用途は広く、
またメッキが可能なため金属の代替品としてもよく使用されています。
金物においても使用は多く、機能品から装飾品まで幅広く使用しています。
ABSという名称は、アクリロニトリル(A)、ブタジエン(B)、スチレン(S)の
頭文字を取って命名されました。
ABS樹脂は、基本的に着色されていて不透明です。

ABS樹脂は、ポリスチレンの欠点である、「耐衝撃性」を改善するべく開発された樹脂です。
耐衝撃性を高める為、ゴム成分であるブタジエンとポリスチレンを
科学的に結合すなわち「共重合」させています。
その際、アクリルニトリルも一緒に共重合させると、
さらに硬さ・耐熱性・耐薬品性が向上します。
こうして出来たのがABS樹脂です。
日本では、1960年頃から工業的に生産されています。

<長所>
不透明品が多く、耐薬品性、耐衝撃性、表面外観、印刷性に優れている
<欠点>
有機溶剤に弱く、溶けたり、クレージング(ひび割れ)が生じやすいプラスチック
<用途>
自動車部品、電気製品、家庭用品、おもちゃなど幅広く使用されている
安価接着が容易
金属メッキが可能