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ポリプロピレン(PP)は、半透明、乳白色な熱可塑性樹脂です。
汎用樹脂の中で比重が0.9と最も小さく、水より軽い為、水に浮かぶことが出来ます。
強度が高く吸湿性がなく、耐薬品性に優れている樹脂です。
ポリエチレン(PE)に似ている性質がありますが、PEより耐熱性に優れ、硬質で引っ張り強度が高いです。
耐熱温度が高く、成型後の変形が少なく成型も容易なため、家電製品、自動車、電子製品、家庭用品など広く用いられています。
安価で汎用性の高い樹脂の一つです。
また、ヒンジ効果(繰り返しの折り曲げ強度が高い)が高い為、蝶番のないフタと本体が一体となった容器の製造が可能です。
身近な所では、DVDケースやSDケース、小物容器などで確認できます。
軽いという大きなメリットを生かして、様々な製品の軽量化が可能となりました。
例えば自動車の車体の軽量化により、燃費の向上が達成する等の事例があります。

1954年 イタリアの「G・ナッタ」が開発
1957年 イタリアの「モンテカチーニ社(後のモンテジソン社)」が工業化
日本では、1962年に技術導入され生産されるようになりました。
当初、衣類用繊維として用いられていましたが、染色性が悪い・吸水性が無い等いくつかの問題点があることから、後に不織布や合成紙等として用いられてきました。
現在では、吸水性が無いという短所を逆手にとって、汗を蒸発させる速乾性素材(アンダーシャツ)として使用されるようになりました。
1992年頃より、射出成型品やフィルム・パイプなどの生産量が塩化ビニル樹脂を抜き、ポリエチレンに次ぐ国内生産量第2位の座を占めるようになりました。

<長所>
軽い
耐薬品性に優れている
耐熱性に優れている
硬質でありながら、強度が高い
熱可塑性が高い
成型が容易で、成型後の変形が少ない
<短所>
染色性が悪い
耐光性が低い
接着性が悪い
印刷性に劣る
<用途>
容器
パレット・コンテナ
衣装ケース
DVDケース
ロープ・ネット
家電(洗濯機・コーヒーメーカー・ミキサー等)
紙オムツ
包装材料
おもちゃ
アンダーシャツ
スポーツ用品
繊維
プラスチック部品
自動車部品
等